ダックのきかんしゃデータ
本名:モンタギュー（Montague）
TVシリーズ初登場：第2シーズン「ダックしごとをもらう」
原作初登場：第11巻『ちびっこ機関車パーシー』の第2話「パーシーとダック」
声優：塩屋浩三（第2～第7シーズン）／鈴木清信（第12シーズン～）
モデルとなった機関車：クラスC53蒸気機関車5700型蒸気機関車（グレート・ウェスタン鉄道）
ダックは、きかんしゃトーマスに登場する、緑色で男の子の小型タンク機関車です。
本名はモンタギューですが、あひるみたいに「よちよち」走るのでダックと呼ばれています。よちよち走ることを馬鹿にしたような通称ですが、本人はとても気に入っています。
ボディの側面にある「ＧＷＲ」のロゴは大西部鉄道出身を意味していて、ダックはそれを誇りに思っています。
仕事のやり方について、ダックは「大西部鉄道（グレート・ウェスタン）流」と「怠け者（駄目駄目）流」の2つがあると言っています。
ダックの仕事：メインは自分の支線での旅客運輸
ダックは港の建設に行ったパーシーの代わりの操車場にやってきました。
後からやってきた機関車ディーゼルの嘘のせいで、トップハム・ハット卿と他の機関車達に悪者扱いにされ、一時本線を追い出されてしまいます。しかし、機関車達とダックは和解することができたため、本線に戻ることができました。
主な仕事は、アールズバーグ線での客車の牽引です。
時々、本線で貨車の牽引をしたり、アールズデール鉄道から砂利の受け取りを請け負うこともあります。さらには、精錬所での仕事も請け負うことがあります。
大西部鉄道流の仕事ぶりを大いに発揮したこともありました。
ダックと同じ大西部鉄道出身のスリップコーチという客車を運用することになった時です。
スリップコーチは、駅に機関車を停車させずに、駅で切り離すことで乗客を降ろすという運用方法なのですが、ジェームスが牽引したときは、うまく扱えませんでした。
ダックはスリップコーチと働いていたことがあり、時間通りに目的地へ乗客を運ぶことができたのです。
仕事第一のダックは、思考の切り替えが早く、無駄が嫌いです。その仕事ぶりをトップハム・ハット卿に認められＴＶシリーズ第3シーズンでは、支線を与えられました｡
この支線がアールズバーグ線です。
ダックの性格：空気は読めるけれど運が悪い
会ったことはないのに、デリックは人当たりの良いディーゼル機関車だと見抜いたり、会話を聞いていないのに、トップハム・ハット卿が新しい機関車を欲しがっている事を知っていたり、現場を見ていないのに、ヒロが質の悪い石炭で走っていることに気づくなど、人間観察や機関車観察が得意で、このことから空気を読むことが上手です。
空気を読むことが上手な反面、意外と鈍感で、説明を受けても、なかなか理解ができない時があるようです。
エドワードと仕事をして仲良くなり、エドワードのことを慕っています。エドワードへの思いが強いために、エドワードを馬鹿にする機関車には誰であろうと容赦はしません。
そんな大好きなエドワードが運んでいた貨車が暴走した時は、必死に暴走を止めようとして、床屋に突っ込んでしまいました。そして、床屋の主人から怒られ、顔に泡を塗られてしまうのです。
夜にヘンリーが魚を積んだ貨車を牽引し、ダックが最後尾で貨車を押してゴードンの丘（ゴードンが途中で動けなくなってしまった急勾配の丘のこと）を走っていると、テールランプが故障し、事故が起きてしまいます。
暴走した貨車を止めようとした結果、床屋の主人に怒られる。貨車を押していただけなのに、テールランプを点検していなかった鉄道員のせいで、事故が起きてしまう。
一所懸命に働いているのに、可哀想な目に遭うことが多いようです。
トーマスと同じように、ソドー島の外の世界に行きたいと夢を見ていて、ヨットレース観戦中に「海の向こうの遠い国まで走ってみたい」と言っていたことがありました。
この夢が叶うときは、きっと、たくさんのトラブルに巻き込まれ、可哀想な目に遭うことでしょう。
ダックは仕事第一で、まじめで一所懸命ですが、誰かの犠牲になってしまうことが多く、少し同情したくなるタンク機関車です。
ダックのプラレール
ダックはプラレールとして製品化されていましたが、現在は廃盤となっています。
新品での購入は難しいですが、中古品はヤフオクやメルカリなどで購入できます。
動力は単２電池1本使用で、ボディーはツメで固定されているので電池交換にドライバーは不要です。
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